顔撮影解析装置 PPLB-300カメラ方式の色彩計を搭載。2次元で顔を測定、素肌評価ならびに化粧品評価等、顔の色の測定が可能な測定器です。化粧品・スキンケア・基礎化粧品・美容・ヘアケア・ヘアカラー等、使用前後の肌や髪の状態比較や使用効果評価
PPLB-300 顔撮影解析装置の特徴
PPLB-300の特徴
- 人が見たとおりの色を忠実に高演色モニター上に表示
- 肌の色や質感まで正確に撮影可能
- 『2次元(面)』で測定が可能。各ピクセル毎のLab値を測定します。
- 基準画像と検査画像の任意エリアでの⊿E、⊿L、⊿a、⊿b値の比較がすぐに出来ます。保存データを呼び込み比較も可能。
- 『色分布一致度』を確認可能。※ピクセル毎の色情報をxy色度図 にプロットし積算データの重なり具合で一致度を確認。
2次元で測定(面測定)、ピクセル毎の色度データ取得可能
PPLBカメラではピクセル単位で色情報を取得しています。下の例では、取得した画像の任意のエリアの色度分布が色度図上にマッピングされています。
二次元色彩計で取得した画像から選択したエリアの色分布取得イメージ
PPLB-300 導入例
色分布の等高線表示例
色等高線機能は、肌質の評価用として L 値、 a 値、 b 値の等高線表示を行うことにより、素肌の肌色分布の評価と、これに対するファンデーションを施したときの色分布評価が視覚化される。これにより、化粧品の効果が視覚化と同時に定量化され、素肌評価ならびに化粧品評価をより定量的に行うことが可能です。
キューピー等高線 画像1
キューピー等高線 画像2
- 正確な色・質感でモニター上に表示(モニター色域内の色のみ)
- 色度データの解析をすることが出来る。
メイク前とメイク後の評価
肌質やメイクの効果をどのような基準で評価するのかをあらかじめソフトウェア(オーダーメイド)に組み込みます。評価基準を関数化すれば、撮影した画像の色データを元に化粧品の研究開発や製品評価に役立てることが出来ます。
2次元色彩計でメイク前の顔を撮影、検査したい任意のエリアを設定。あらかじめ設定した評価関数を用いて指定したエリアの肌評価点数を計算。
用途
- 化粧品:化粧品・スキンケア・基礎化粧品等の評価。
- 美容:素肌評価・毛髪評価、ヘアカラー等の評価。
概略仕様
機種 | PPLB-300 |
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システム構成内容 | 2次元色彩計、制御測定用PC、高演色モニター、ケーブル類、顔撮影用台、高演色蛍光灯※特注製品の為、詳細仕様は打合せが必要です。 |
色分布一致度とは・・・基準品と検査品の色の分布度合いを比較可能!
色分布一致度とは
独自の判定方式です。測定領域の1 ピクセル毎の色情報をxy色度図 にプロットし積算データとして表現します。(右図は色の積算データの3Dイメージ)基準品と測定対象のデータを比較し、積算データの全体に対する重なり合った割合を「色分布一致度」と呼びます。
「色分布一致度」とLab値や⊿Eとの違い
⊿Eは平均値で算出したLabを使用するのに対し、色分布一致度は広範囲の色の積算データ(平均化していない)をそのまま比較します。
表の通り、上記①~③の測定物の平均Lab値の測定結果は見た目に比べて違いが少なく、①を基準に①-②と①-③の⊿Eはほとんど変わらず低い値になっています。それに対して、色分布一致度(%)を見てみると値は大きく変わっている事がわかります。