イワキ製エアー駆動ダイヤフラムポンプ TCシリーズ

低脈動・高効率を実現
使いやすさと省エネ効果を両立

製品動画

特長

作動安定性が向上(TC05、TC15、TC25)

スプールには独自構造のループドCスプールを採用。スプリングの改良、スプール本体の軽量化により、切替の安定性が格段に向上しました。

マルチポート・マニホールド

吸込・吐出のマニホールドは2方向(TC05、10、50)または3方向(TC15、25A/S)を標準設定することにより、多彩な配管が可能です。

一貫した国内生産

設計から生産まで環境・コストを配慮、一貫した国内生産でタイムリーなレスポンスとサービスを提供します。

優れた耐食性

アウトチャンバ、マニホールドなどの接液部には、ガラス繊維を含まないPure PPや、ADC12、SCS14などを採用。耐食性が一段と向上しました。

ループドCスプール

ループドCスプールは、独自構造のループドCスプリングを採用しており、従来のC型スプリングよりバネを長くすることで、耐久性を向上し、中間停止軽減効果が大きくなりました。またスプール本体が軽量なアルミ材質なので、これらの効果をより大きくしています。

イワキ製エアー駆動ダイヤフラムポンプ TCシリーズ
C型スプリング

エアー駆動ダイヤフラムポンプ TCシリーズ イワキ C型スプリング イワキ製エアー駆動ダイヤフラムポンプ TCシリーズ ループドC型スプリング

従来のC型スプリングでも中間停止軽減効果はありますが、回避効果である反発力の範囲が上図のように狭く、ピンポイントでの効果でした。中間停止しようとするスプールを押し戻す力が小さく、範囲が狭い為に吊り合ってしまうことがありました。

ループドC型スプリング

イワキ製エアー駆動ダイヤフラムポンプ TCシリーズ 中間停止軽減効果1 エアー駆動ダイヤフラムポンプ TCシリーズ イワキ 中間停止軽減効果2

ループドCスプリングでは、上図のように中間停止軽減効果である反発力の及ぶ範囲が広くなり、不安定な差圧でも誤作動を軽減します。一旦切り換わった時には速やかにスプールを押し出し、安定した切換動作を行います。またスプリング寿命はC型スプリングに比べ2倍になりました。

概略仕様

金属タイプ 樹脂タイプ フッ素樹脂タイプ
最大吐出量範囲 11.5〜950L/min 11.5〜820L/min 11〜150L/min
最高吐出圧力範囲 0.7〜0.85MPa 0.7MPa 0.5〜0.7MPa
最大エアー消費量範囲 250〜8000NL/min (ANR) 250〜7500NL/min (ANR) 170〜1500NL/min (ANR)
供給エアー圧力範囲 0.1〜0.85MPa 0.1〜0.7MPa 0.2〜0.7MPa
主要材質 ADC12、AC4C(アルミ)、SCS14(SUS316相当) PP、GFRPP、CFPVDF PTFE(ダイヤフラム、ボールバルブ、バルブシート)
液温範囲 0〜100℃(機種により異なります。) 0〜60℃ 0〜80℃(機種により異なります。)
粘性液 8000mPa·s(機種により異なります。詳細はお問合せください。) 2500mPa·s(詳細はお問合せください。)
スラリー液 濃度:40wt%、粒径:1〜10mm(機種により異なります。詳細はお問合せください。TC05型はスラリーの取扱い不可) 濃度:40wt%、粒径:1〜10mm(機種により異なります。別途お問合せください。TC05型およびTC15型はスラリーの取扱い不可) 詳細はお問合せください。
シール方式
シールレス