金属検出機 異物検査 金属異物 検出

卓上の傾斜型金属検出器です。電源を入れて滑らせるだけ!アルミ包装や塩分、温度の影響を受けずに金属を検出することが可能です。

製品動画


特長

  1. 台の上に置けるコンパクトなデザインで少量生産に適応。
  2. 操作が簡単で電源SWをONするだけで使用可能。
  3. 暖気運転が不要で電源投入後即、安定した異物検査が可能。
  4. 製品に合わせて傾斜角度が変更可能
  5. 水分、塩分、油分、及び高温/低温(冷凍・水滴)等の製品への影響なし。誤検出の低下、廃棄品の削減に!
  6. アルミ蒸着及びアルミ箔包装を高感度設定のまま異物検査が可能
  7. 検査対象の品種等の登録が必要無く、多品種の検査でも設定変更が不要。人為的ミスの防止や作業工数の削減に!
  8. センサが長持ちするため高寿命。ランニングコスト削減に!

お手入れ方法

  • 野菜や魚、肉などを原料の状態でご使用できます。
  • 工具なしで搬送面のローラや樹脂板を取外し水洗いできます。
金属検出機 異物検査 金属異物 検出

用途

  • インスタント食品、粉末飲料等のアルミ包装の製品に!
  • 揚げ物やアイス、冷凍食品といった高温度あるいは低温度の製品に!
  • 味噌、醤油、漬物といった塩分濃度の高い製品に!糖分や酢分、油分の多い製品にも使用可能!

原理

金属検出機 異物検査 金属異物 検出 原理
  1. 異物に磁力を与え、一時的に着磁させる(マグネットブースタで磁化した異物をセンサで検出)
  2. 微弱な磁場で微弱な磁力を検出
    ⇒微弱な磁場は非磁性金属に対して渦電流が発生しにくいため、アルミ包装の影響を受けにくい
  3. マグネットブースターにより磁性を増幅
    ⇒磁性を増幅させた異物(磁性金属)を微弱電流磁界に通すことによって乱れを発生させ、微小ステンレス異物を検知
原理 微弱な磁界
検出対象 磁性体(磁石に付きやすいもの)
特徴 強力な永久磁石と磁界センサーの装備

※ステンレスは基本的には比磁性体ですが塑性加工や変形・断裂などの外部応力を受けると比透磁率が高くなります。

概略仕様

寸法 幅 666mm(傾斜25°時 678mm)
奥 340mm(電源ケーブル含んだ場合 450mm)
高 330 + 通過高[H] mm (傾斜25°時 400 + 通過高[H])
有効検知幅 200mm
通過高[H] 30~90mm (選択)
傾斜角度 3段階(15° / 20° / 25°)or(10° / 12.5° / 15°)(選択)
設計搬送速度 33cm/ 秒
最大搬送荷重 0.5kg/ 機
質量 32kg
搬送方向 右→左
感度切替 3 段階
検出精度* Fe □0.8mm、SUS □1.2mm
異物検出時動作 ブザー鳴 / LED赤点灯 / NG数増加
使用環境の温度 0℃~60℃
防水 非防水
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 20W

*□は立方体の表記。検出精度は検査対象製品および使用環境により異なります。
本機は鉄や着磁するステンレスを検知します。ステンレス種類、応力のかかり具合等によって検出可能な異物サイズが異なります。

上記以外の仕様や排除などのオプションも可能です。

製品外観図

傾斜型金属検出機 NIP-ST 金属異物 検出 外観