ピトー管

あらゆる産業の流速・流量計測と制御に

ピトー管の原理や使い方に関する解説動画

ピトー管の原理や種類に応じた用途から使い方まで分かりやすく解説しています!



特長

ピトー管の特長・優位性

  • 圧力損失が小さいのでプラントの運転動力の省力化が図れます。
  • ダクトへの設置が安易です。又、稼動部がなく、メンテナンスが安易です。
  • 大きさ、形状、材質を選択可能です。
  • 摩擦が少なく、耐久性にすぐれています。
  • 流体の組織、成分に影響されず、ダクトを含んだガスにも使用可能です。又、再現性にすぐれています。

ピトー管による流速・流量計測の原理

流体の流れの中にピトー管を置くと、流れはその前でせき止められ、後方へ流れていきますが、先端は流速が零になる点が生じます。その点の圧力を全圧(Pt)といい、先端の孔で検出します。ピトー管には、側面にも孔があり、これは、流体の圧力(静圧 Pt)を検出します。 ピトー管は、全圧(Pt)と静圧(Ps)を検出し、両者の差(動圧又は差圧 Pd)からベルヌイの定理により流速、流量を求めます。

ベルヌイの定理

流体に粘性がなくて、摩擦の作用を考える必要がなく、また圧縮性もなくて密度が一定の場合には、その流体が持っている運動エネルギーと位置エネルギーと静圧によってなされた仕事の総和は、一定である。

ピトー管による流速・流量計測の方法

ピトー管は、差圧(動圧)を検出することにより、流速・流量を求めますので、差圧計を中心とした計測器との組み合わせとなります。

  • 差圧計 差圧(動圧)を計測して、演算
  • ピトー管式流速・流量計差圧(動圧)センサーと指示計(演算)が一体
  • 伝送器差圧(動圧)を出力して、指示計で演算

流速流量計・マノスターゲージ・微差圧計等の計測器の取扱い御座います。ピトー管と合わせてご検討下さい。

マノスターゲージ WO81シリーズ 傾斜管マノメーター KM-306シリーズ 微差圧計 DPCシリーズ ピトー管式流速計・流量計 FV-21シリーズ 可搬型流速計・流量計 FV-21A HTシリーズ 間欠パージ式設置型流速計・流量計 FV-21A Bシリーズ 排ガス中の自動試料採取装置 ダスタックサンプラー ESA-703


様々なタイプのピトー管を取扱いしています。

L型ピトー管 ウェスタン型ピトー管
L型ピトー管 ウェスタン型ピトー管
多孔式ピトー管 クシ型ピトー管
多孔式ピトー管 クシ型ピトー管
スリット式ピトー管 2孔式ピトー管
スリット式ピトー管 2孔式ピトー管
水冷2孔式ピトー管
水冷2孔式ピトー管

※L型、ウェスタン型以外は、別途お問合せ下さい。

風洞設備にて標準ピトー管との比較検査や校正も行えます。

    • 風洞を使用し標準ピトー管との比較検査を1本1本行っています。
    • ピトー管試験成績書を添付します。
    • ピトー管の校正も承ります。(有償)
    • 校正証明書(トレサビリティ体系図)もご要望に応じて発行可能です。(有償)

ピトー管校正用風洞設備



概略仕様

L字型ピトー管(JIS型ピトー管)

L型ピトー管(JIS型ピトー管)

型 式 管径(mm) 元管長(mm) 鼻管長(mm) 全圧孔径(mm) 静圧孔径(mm)・孔数 材質
LK-00 Ø3 100 42 Ø1.5 Ø0.5×3 SUS304
LK-0 Ø4 250 56 Ø2 Ø0.5×4
LK-1S Ø6 380 84 Ø3 Ø1×6
LK-5 Ø10 500 140 Ø5 Ø1×10
LK-6 Ø10 1000 140 Ø5 Ø1×10
LK-7S Ø12 1000 168 Ø6 Ø1×12
LK-8 Ø12 1500 168 Ø6 Ø1×12
LK-9 Ø15 1500 210 Ø7.5 Ø1×15
LK-10 Ø15 2000 210 Ø7.5 Ø1×15
LK-11 Ø20 2000 280 Ø10 Ø1×20
LK-12 Ø20 3000 280 Ø10 Ø1×20

ウェスタン型ピトー管

ウェスタン型ピトー管

型 式 管径(mm) 元管長(mm) 鼻管(mm) 材質
WK-00 Ø10 500 22 SUS304
WK-01 Ø8 1000 18 SUS304
WK-02 Ø10 1000 22 SUS304
WK-03 Ø12 1000 26 SUS304
WK-04 Ø12 1500 26 SUS304
WK-05 Ø12 2000 26 SUS304

WK-00~WK-05 寸法