味認識装置(味覚センサー)TS-6000Aは、苦味、甘味、酸味、塩味等の様々な種類の味覚を数値化します。
特長
味認識装置TS-6000Aは、人間の舌と同じメカニズムを持ち、さまざまな食品、医薬品などの「味」を数値化できます。 独自の「後味」測定により、従来の分析機器では測定できない「コク」、「キレ」も表現できます。 また、充実した解析アプリケーションにより、簡単に解析結果が得られます。
- 独自の「後味」測定により、従来の分析機器では測定出来ない「コク」、「キレ」も実現出来ます。
- 高感度:濃度差(ウェーバー比)1~2%まで識別可能(一般の人では20%以上の濃度差で識別可能)
ヒトの舌を模倣したセンサー設計
生体の舌の表面には”脂質二分子膜”が形成されており、固有の膜電位を持っています。
その膜電位は様々な呈味物質との化学反応、あるいは吸着反応により変化します。この変化量を人間の脳では味の情報として認識し、味を判断していると言われています。
この生体の味覚受容メカニズムを模倣したのが味覚センサーです。
味覚センサーは人工の”脂質膜”(人間の舌と同様)で構成され、様々な呈味物質と化学反応・吸着反応を起こし、人間と同様に「味」を感じることができます。
独自の測定手法で先味・後味を評価
食品を口に含んだときの味”先味”と、食品を飲み込んだあとにも続く味”後味”の2種類で味を評価します。先味、後味の味覚項目は下記の通り。
- 先味:酸味、塩味、うま味、苦味雑味、渋味刺激、甘味
- 後味:苦味、渋味、うま味コク
用途
PB・OEMなど商品開発に
目標とする味が数値で明確に。「味がちょっと違う」も明確に、解決策も明確に
マーケティングツール
自社商品の位置やトレンドを可視化
営業ツール
味の特徴を客観的数値で伝える資料に。オンライン商談でも活用
概略仕様
本体 | 測定サンプル数 | 最大10サンプル |
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測定サンプル量 | 35〜70ml(測定サンプルによる) | |
寸法 | 幅 470 mm x 奥行き 540 mm x 高さ 550 mm | |
重量 | 28kg | |
CPU | Intel Core i5以上 | |
OS | Windows10 IOT | |
記憶メディア | SSD (128G以上) | |
カメラ、LED照明 | 搭載 | |
アプリケーション | 測定アプリケーション(通常測定、保守測定)、解析アプリケーション(サンプル解析、基本特性分析)、グラフ作成アプリケーション(レーダーチャート、二次元散布図、バブルグラフ)、応用統計アプリケーション(主成分分析、重回帰分析) | |
DBMS | 搭載(ソフト名:PostgreSQL) | |
モニター | I/F | HDMI |
解像度 | 1920✕1080 | |
キーボード/マウス | I/F | USB(ワイヤレス) |
電池 | キーボード単4形、マウス単3形 | |
バーコードリーダ | I/F | USB(ワイヤレス) |
充電方法 | USB(専用ケーブル) | |
味覚センサー | 応答原理 | 膜電位測定 |
センサー種類 | 人工脂質膜型 | |
感度 | 標準液による再現性の感度評価 | |
測定対象 | 飲料、固形物、医薬品など(固形物の場合は、液状化の前処理が必要) | |
セラミックス型参照電極 | 液絡部 | セラミックスによるシングルジャンクション |
温度センサー | 応答原理 | 白金測温抵抗体インピーダンス測定 |
センサーヘッド | - | 内側と外側で1組 内側:味覚センサー4ch、セラミックス型参照電極1ch 外側:味覚センサー4ch、セラミックス型参照電極1ch、温度センサー1ch |