微少量(最少2μL)の低粘度試料を精度良く図れる粘度計です。希少・高価な液体試料の粘度測定に最適です。
製品動画
特長
- わずか2μL(従来の1,000分の1~100の1の量)の試料で粘度の測定が可能!
- 測定粘度範囲が広い!(粘度範囲:0.1~140,000mPa・s 試料量:最少2μL 粘度分解能:0.1mPa・s)
- 低粘度まで精度よく測れる!
- 広い適用範囲
最先端のナノ計測法
当機の適用可能例
- 個別電池の電解液
- 抗体などの少量で貴重な生物由来成分を含む薬剤
- ナノインプリンティング用樹脂
- ナノプリンティング用インク
- 3Dプリンター用樹脂
- 血液(糖尿病・高脂血症など血液粘度以上を来す疾患の発見や経過診断に貢献)
- 細胞分散液
測定原理
操作方法
測定事例
電池の電解液
充放電の繰り返しに伴う粘度増加は性能劣化に繋がりますが、その実電池の電解液の回収は非常に困難で回収できる液量は100μLレベルと言われています。
当機で測定(試料は超微量20μL)⇒わずかな粘度増加をキャッチ
試料 | 電解液(未使用) | 電池(出荷品使用)から回収 | 電池(充放電サイクル後)から回収 | 粘度η(mPa・s) | 3.1 | 5.5 | 6.2 |
生体試料(貴重な血液、高価な薬剤)
血液の粘度増大を示す疾患(糖尿病、高脂血症など)の検査、経過観察やマウスなどの血液量の少ない粘度測定も可能です。
また、貴重な薬剤を取り込ませるドラックデリバリーシステムの最適化の指標としてもお使いただけます。
当機で測定(試料は超微量20μL)
粘度η(mPa・s) | ICRマウス(メス)の血液 | 3.5 |
エチレングリコール(性能実証例)
超微量でも粘度が高精度で文献に一致し、再現性良く測定できます。
当機で測定(試料は超微量5μL)⇒誤差2%以下の再現性で測定可能!
粘度η(mPa・s) | 粘度η(mPa・s)@20℃(文献値) | エチレングリコール | 19.8 ± 0.4 | 19.9(化学便覧) |